こんにちは。業務用エアコン.comです。
さて今回は「業務用エアコンとは?」ということで、業務用エアコンの基礎知識などについて紹介していきたいと思います。
そもそも業務用エアコンときくと、想像するのは、大きいエアコンでしょ?くらいな感想しか出てこないのではないでしょうか。
実は業務用エアコンには、大きく分けて4種類ものタイプがあります。
① 埋込型
② 天吊り型
③ 壁掛け型
④ ダクト型
これらはそれぞれの特徴があります。
① 埋込型
こちらは業務用エアコンの中でも特に需要が高くなっております。
「天井にすっぽり収まる」ので本体が隠れて、圧迫感がありません。
天井から部屋全体に効率よく風を送り込めるので、どんな空間にも向いています。
② 天吊り型
こちらは天井に穴をあけなくていいので、工事費を抑えられます。
「天井に設置するタイプ」なので、遠くまで風を送ることも可能です。しかしながら左右に風が届きにくいので、会議室や飲食店などの直線的に長い空間への設置が向いています。
③ 壁掛け型
家庭用と似ていますが、パワーが家庭用より強くなっております。
業務用エアコンの中で最も費用がかからないタイプとなっておりますが、他の業務用エアコンに比べるとパワーが弱くなっておりますので、小さな事務所や応接室などの空間向けとなっております。
④ ダクト型
本体を完全に天井内部に隠せます。
吸い込み口と吹き出し口がエアコン本体と分離しているタイプなので、インテリアを重視したい空間に最適です。
では、業務用エアコンと家庭用エアコンの大きな違いは?
違いは「電気の送り方」にあります!
電気を流す方法として、「単相」と「三相」という2種類があります。
・「単相」は家電製品などの比較的小さな電力を送るときに使用する方法
・「三相」は産業用の電気機器など大型電気製品に送るときに使用する方法
業務用エアコンは、「三相」になりますが…
単相と三相ってなんだ??と思う方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明しますね。
一般(単相)のコンセントの穴の数は二つですが、三相のコンセントは3つの穴があります。
3つの穴から流れた電力を、一つにまとめて出力できるのが三相です。
そして、最大のポイントは、単相は3馬力程度しか出せませんが三相は、どの馬力でも対応可能です。
大きい店舗や、開け閉めが多い空間、コンピューターなどが多くあり、熱がこもりやすい空間は、効率よく空間を冷やす必要があります。
そのような空間は、多くの馬力を必要とするので三相を採用する、といった具合に業務用エアコンを設置しよう!という流れになるのです。
新たにお店を持つ方や、これからちょっと大きめの空間にエアコン設置を考えている方は、「うちは単相?三相??」と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分の店は狭い(10坪程度)から家庭用でも問題ないだろう…と思う方…。
面積から必要な馬力を正確に出すのは難しく、自己判断で電源を選んでしまうと、年間の電気代などで結果的に損してしまうことにもなりかねません。
また、単相から三相(家庭用から業務用)に変えるには、電力会社との契約が必要になったりと、二度手間になってしまいますので、最初に取り付けるときに吟味することが大事ですよ。
電源選び(単相か三相)で迷ったら、お気軽にご相談くださいね。
ご相談はもちろん、設置も大得意ですのでお任せくださいませ(。-`ω-)